MPIIntro
19/30 MPI_Send
【テロップ】
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【ノート】
まずは、MPIセンド関数を詳しくみていきましょう。 ★ この関数には、6個のひき数があります。 ★ 1個目は、送信元データのアドレスで、先ほどのプログラム例であれば、変数xのポインタになります。 ★ 2個目は、データの個数で、先ほどのプログラム例であれば、変数1個なので1になります。 ★ 3個目は、データの型になります。変数xはイント型の整数でしたので、MPIイントという定数を指定します。型にはいろいろありますが、ここでは、MPIイント以外に、浮動小数点数を表す、MPIダブルと、MPIフロートを覚えておきましょう。スペルも覚えておきましょう。すべて、おお文字になっています。 ★ 4個目は送信先プロセスのランクです。プログラム例では2になっていますので、データはランク2のプロセスに送られることになります。 ★ 5個目はタグと呼ばれるもので、適当な整数を記述します。あたいはなんでもいいのですが、ペアとなるMPIレシーブ関数と同じあたいであることが必要です。ここでは1234としました。 ★ 最後はコミュニケータです。先ほど述べましたように、この資料ではMPIコムワールドという定数を記述することにします。 ひき数の数も多いので、意味を理解し、定数で与える部分は、その定数のスペルもよく覚えておきましょう。 ★ なお、複数のデータを送信する場合は、複数データの先頭のアドレスを1個目のひき数に、データの個数を2個目のひき数に書きます。